大学2年生の頃を思い出そうとしてみる。20歳の自分は何を見て聞いて、どんなことを考えていたんだろう?

母校の東工大の場合、建築学科に所属するのは大学2年からなので、製図や設計そしてデザインというものに初めて触れたのが、まさに大学2年。何が分からないのかも分からないままに、とにかく手を動かして何かをつくり、自分の拙い考えを言葉にして、同級生や先輩たちと議論らしいことをしていた。いま思い出しても自分のアウトプットはどうしようもなかった。

でも、知識は裏切らないと思って、本を読んだり建築物を見たりしてインプットをしていた気がする。どんな本が自分の未来に繋がるのか分からず、面白いなぁと思う講義のなかで紹介されたものや、先輩のおすすめに雑食的に触れていた。そのなかには今もバイブルになっている本がいくつもある。

今年度、昭和女子大学で非常勤講師をしている。担当は「デザインプロデュースコース」というとても現代的なネーミングのコースだ。枠組みをいかにデザインするか、というなかなか難しいお題。それを大学2年生にとって魅力的に見えるようにどうやって話そうか、と毎週頭を悩ませている。

僕にとっての大学2年生はもう10年以上前なので細かく思い出せないけれど、学生時代の気持ちをなんとか思い出しながら講義の資料をつくる。拙いながらも何かしらアウトプットを出し続け、とにかくインプットをする。そのなかで将来まで心に残るインプットに出会う。20歳の頃はそんな時期なのかもしれない。聴講してくれた学生にとって、僕の話が未来に繋がるインプットになれたら本望です。


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