デザイン・ビジネス・テクノロジーをかけあわせた場のデザインを行う株式会社ツクルバは、withコロナ時代のオフィスを再定義し、ニューノーマルに対応した「時間や場所にとらわれず、それぞれが仕事に合わせて働く場を選択する働き方」を開始します。これに合わせ、オフィス床面積を45%縮小、出社率を50%以下に抑える形でリニューアルしました。
新オフィスでは、メンバー同士の何気ないやりとりから生まれる発見(セレンディピティ)やチームワーク醸成という対面での機会を提供する機能を重視し、オフィスの「場」の力を最大化。偶発的コミュニケーションが生じる場として「櫓(やぐら)」を配した「お祭り広場」を設置。また、Web会議対応の「テレカンブース」を設置するなど、今後のオフィスのスタンダードになる仕掛けを施しました。さらに、ツクルバ運営のシェアードワークプレイス「co-ba ebisu(コーバ エビス)」も、社内メンバーが社外の刺激を受けながら働く拠点の一つとして活用します。今後も、多様な拠点で働くメンバーの一人ひとりがポテンシャルを最大限に発揮し、高い生産性を維持し続けられる職場環境の実現を目指します。
withコロナ時代の新しい働き方と職場環境のあり方を再定義
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、人々の働き方や暮らし方が急激に変化し、在宅勤務の普及や暮らしの環境に対する人々の関心が高まりました。
そのような中、ツクルバは、「withコロナ時代の新しい働き方と職場環境のあり方」を組織全体で考え、新たな実践として、「新しい働き方」に基づいたオフィスリニューアルをいたしました。
ツクルバが目指す「新しい働き方」
ツクルバは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために3月から開始した在宅勤務への移行を通じ、業務内容や各自の状況により、在宅勤務には、移動時間の削減効果やより仕事に集中可能な環境をつくることができるといった一面があることを確認しました。
一方、メンバー同士が離れて作業をすることにより、偶発的で細やかな意思疎通が分断され、オフィスでの何気ないやりとりの中から生まれる発見(セレンディピティ)やチームワーク醸成の機会が減少してしまうという課題も確認しました。
これらの経験を踏まえ、ツクルバは、在宅・オフィスそれぞれの長所をハイブリッドするため、「時間や場所にとらわれず、それぞれが仕事に合わせて働く場を選択する働き方」を構築し、運用を開始しました。
具体的には、オフィスにはオフィスならではの機能を充実させる一方で、他にも作業拠点として自宅に加えて自社で運営するシェアードワークプレイス「co-ba ebisu」も用意し、新たな福利厚生として在宅勤務手当を導入しました。これらにより、今後も、すべてのツクルバメンバーが生産性高く働くことができる職場環境の充実を目指します。
「新しい働き方」におけるオフィスの意義
「時間や場所にとらわれず、それぞれが仕事に合わせて働く場を選択する働き方」においては、作業拠点が分散されることが想定されます。これに伴い、オフィスの床面積は従来よりも圧縮することが可能となります。
他方で、オフィスには、対面でなければなし得ないコミュニケーション、セレンディピティ、及びチームワーク醸成の機会を提供する機能がより求められるようになります。
このような考えに基づき、ツクルバは、自社設計チームとプロジェクトメンバーのディレクションの下、従来よりオフィスの床面積を45%削減する一方で、メンバー同士のコミュニケーション、セレンディピティ、及びチームワーク醸成に寄与するオフィスの「場」の力を最大化させる形でオフィスをリニューアルしました。
新オフィスの特長
<エントランス>
コロナ渦でもドアを常時開放できるようにデザインを変更し、11月から運用を開始したツクルバの新コーポレートロゴを設置しました。
<お祭り広場>
エントランス左の作業スペースは、会議の合間やアポイント前後での立ち寄りからメンバー相互のコミュニケーションやセレンディピティが生じることを企図して作成。中央には、櫓(やぐら)を設置し、「場(BA)」を拡げていくツクルバの「場づくり」を"B"と"A"で表現したモノグラムパターンを使用した暖簾とコーポレートロゴを配した提灯も設置。このスペースは、にぎやかで求心性のある場所にしたいという想いを込めて「お祭り広場」と名付けました。
櫓には音響設備が搭載され、日中はBGMを聞きながら作業や談笑ができる場として、夜は櫓の延長線上にあるキッチンと一体として飲み会等の場として利用でき、メンバー間のコミュニケーションがより活発になるような仕掛けを施しています。
<テレカンブース>
コロナ禍の影響でWeb会議システムを用いた打ち合わせが急激に増加したため、1人用テレカンブースを8室新設しました。働き方や気分に合わせて、オフィス内で1人用のワークスペースとして利用することもできます。
<イベントスペース>
イベントスペースには、ツクルバが運営する中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」のセミナーやその他のイベントで利用ができるよう、20名程度が収容可能なイベントスペースを設置。イベントが無い時間は作業スペースとして利用可能としました。
<会議室>
会議室をツクルバのアイデンティティを感じてもらう場と定義し、新たなコーポレートロゴやコーポレートカラーを用いた空間にしました。
<サテライト拠点「co-ba ebisu」>
ツクルバ運営のシェアードワークプレイス「co-ba ebisu」も、社内メンバーが社外の刺激を受けながら働く拠点の一つとして活用していきます。
<株式会社ツクルバ 代表取締役 ファウンダー 中村真広 コメント>
「時間や場所にとらわれず、それぞれ仕事に合わせて働く場を選択する働き方」は、今後より一層普及していくものと考えます。在宅ワークによる住まいのオフィス化、本社オフィスの最適化による適切な縮小、コワーキングスペースのサテライト拠点としての活用など、住まいとオフィスの両領域において変化の兆しがあると考えています。そんななか、ツクルバは、自らの働き方を変化させていくことで、時代の変化を体現していくことにしました。自宅を中心に仕事をする人、オフィスを中心に仕事をする人、その他の拠点で仕事をする人など、1人も取りこぼすことない生産性の高い職場環境の実現を、生活文化に寄与する事業を展開する企業として目指していきます。