株式会社ツクルバ(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO 村上浩輝、以下ツクルバ)は、2024年3月15日に株式会社三菱UFJ銀行(以下「三菱UFJ銀行」といいます。)との間で中古リノベーション住宅売買のデジタル・トランスフォーメーション(以下「DX」といいます。)推進における業務提携に向けた協議開始及び覚書を締結しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.協議開始及び覚書締結の背景・目的等
(1)協議開始及び覚書締結の背景
これまで、住宅は「一生もの」と言われてきましたが、近年、人々の住宅に対する考え方や購買行動に変化が起こっています。
首都圏の中古住宅市場では、住宅を2回以上購入したことのある人の割合は2012年には14.2%でしたが、2022年には23.1%に増加しています。上昇幅は10年で8.9ポイントであり※、住宅は必ずしも「一生もの」ではなく、住み替えを前提とした住宅選びが広がりつつあります。社会や価値観、ライフスタイルの多様化と変化のスピードが激しくなっている「不確実性の高い時代」において、その傾向はさらに加速すると予想されます。
(※出典:国土交通省「住宅市場動向調査報告書」)
住まいを購入することは、経済的メリットや日々の暮らしの満足度向上など様々な利点があります。一方、中古住宅は売りづらいという思い込みや住宅ローンなどお金の不安が付きまとうため、「住宅購入=身動きが取りづらい」と捉えられがちです。長期的な生活の豊かさや理想のライフスタイルを実現するためには、この様な金銭的懸念を軽減することが必要です。
こうした背景の元、ツクルバと三菱UFJ銀行は、中古リノベーション住宅の売買におけるDXを通じた新たな金融サービスの企画開発を目的として、本協議開始及び覚書の締結に至りました。
(2)協議開始及び覚書締結の狙い
ツクルバが展開する、ITを活用した中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」は、オンラインで46万人超(2024年2月時点)のユーザーが登録しています。中古住宅の売買に加え、リノベーション物件を取り扱う再販事業者に向けた独自データ提供による業務支援を行うなど、物件の供給面においても質の高い中古・リノベーション住宅の流通促進に貢献してきました。
本協議開始及び覚書締結により、カウカモが有する会員基盤や住宅流通プラットフォームと三菱UFJ銀行が提供する金融サービスを組み合わせることで、DXを通じた新たな顧客体験の提供、独自データを活用した住宅二次流通事業におけるその他新規プロジェクトの企画・開発の検討を相互同意の下で協議してまいります。
(3)今後両社が目指すこと
今回協議を開始するDXを通じた新たな顧客体験、住宅二次流通事業におけるその他新規プロジェクトなどを通じて、両社は住まいの売買などに関する不安や不便を解消し、誰もが個性豊かな暮らし方・生き方を実現できる社会を共に目指して参ります。
2.日程
(1)覚書締結日
2024年3月15日
3.今後の見通し
今後の業績に与える影響につきましては、今回協議を開始する業務提携の進捗状況により必要に応じて公表してまいります。